中古物件を探していると必ず出会う、築年数が経っていて古く、とても安い物件。
思ったことありませんか?
「この物件だったらもしかして費用を抑えられるんじゃないか…でもすごくボロボロに見えるけど大丈夫なのだろうか・・・」と。
そこで今回は、いわゆる築古(チクフル:築年数が経っていて古い物件)について解説します。これを見れば、
築古物件のチェックポイント
築古物件を買ってリノベするための成功方法
がわかります!
シリーズ 【リノベ成功への道】
リノベーションをもっと身近に!住まいの選択肢のスタンダードにしてほしい!
という想いを込めて、延べ1000件以上のリノベに携わってきた経験を基に、リノベを成功させるためのコツなどを発信していきます。
リノベーションをしようと思っている、悩んでいる方は、まずはこちらからご相談ください
【目次】
年に
1.築古物件と新築物件の違い
そもそも築古物件は、今新しく建てる建物と何が違うのでしょうか。
もちろん、いろいろな点で今の建物とは違いますが、最も大きな違いを生み出している背景は、「建てられた時の法律が違う」ということです。
建物に関する法律(建築基準法など)は、その時々の地震などの天災や、施工不良などの人災が起きる度に変化していってます。また、比較的近年では地球温暖化対策や、少子高齢化の社会に向けて、建物に求める最低限の性能を法律が規定しています。
その法律によっていろいろな違いが出ているのです。
例えば
・耐震性能
・断熱性能(省エネ性能)
・バリアフリー
・メンテナンス性能 などなど
ただ、この中で絶対注意しないといけないことは、
・耐震性能
です。
1981年6月(昭和56年)に大きく法律が変わり、それ以前に建てられた建物は震度6強~7程度の地震で倒壊する可能性があるんですね。
断熱性能やバリアフリー性能などと比べて、この地震大国日本では、耐震性能が低いことは命に関わるため、ちゃんと耐震性能はチェックしなければなりません。
「じゃあ、1981年の法律改正前の建物だと駄目なのか」というと、そうでもありません。
耐震補強と呼ばれる補強工事を行えば、今の耐震基準を見たすことが出来ます。
2.築古物件の気にしないといけないところ
耐震性能にプラスしてチェックすべきところがあります。
それは
「劣化具合」です。
築年数が同じ50年の建物でも、メンテナンスが継続的にされている建物と、建ててから全くメンテナンスしていない建物では天と地ほどの違いがあります。
同じ50歳の人間でも健康状態が人によって違う、というのと同じですね。
なので、しっかり建物の劣化具合を調査し、その建物に応じたメンテナンス工事を計画する必要があります。
3.失敗しない築古物件リノベの進め方
築古物件の耐震性能・劣化具合によっては、リノベ費用が高くついてしまうこともあります。
こんな余分な費用がかかるなんて!というのを避けるための進め方をお伝えします。
気になる築古物件があれば内覧する
その時に、建築のプロに建物をチェックしてもらう(耐震性能・劣化具合のチェック)
リノベにかかる費用を算出してもらい、資金計画が問題ないかを確認する
解体工事後に劣化状況を再度確認し、想定外の劣化がないかをチェック
築古物件は、築年数が経っている分、リノベにかかる費用は高くになる傾向がありますが、重要な点は、物件費用+リノベ費用のトータル金額がちゃんと予算内に納まっていること。
ちゃんとチェックすれば掘り出し物件になるかもしれませんよ!
今回は築古物件をリノベする場合の注意点について解説しました。
もし既に気になっている物件がある方は、お気軽にお問合せください。
建築のプロが現地調査、リノベーションの無料見積をさせていただきます。
TEIKUでは住宅ローンの事前審査はもちろん、物件探し・リノベーションの提案・施工までをトータルでサポートしています。
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