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リノベ成功への道① 見積書の見方

更新日:2022年9月29日


リノベの見積書を見たことありますか?

「あるある!よく見るよ!」って方は中々いないと思います。

ある人はきっと建築業の方ですね!


そこで今回は、見積書の見方について解説します。


 

シリーズ 【リノベ成功への道】

リノベーションをもっと身近に!住まいの選択肢のスタンダードにしてほしい!

という想いを込めて、延べ1000件以上のリノベに携わってきた経験を基に、リノベを成功させるためのコツなどを発信していきます。

 

【目次】


1.リノベのトラブルで一番多いのは、工事前のイメージと、完成後のギャップ

 「思ってたのと違う!」

残念ながら、実はこれが一番多いトラブルなんです。

発注した商品と違うものが入った!というようなものではありません(それは発注ミスなので、業者さんがちゃんと交換してくれるはずです・・・ )

  • 壁紙を張り替えて綺麗になったけど、コンセントやスイッチプレートがそのままで汚く見える!交換しようと思ったら費用がまた追加でかかっちゃう…最初から提案してくれていればよかったのに。

  • ダウンライトを交換したけど、将来電球が切れたときに自分で交換できないタイプだった!(ということを工事完了後に知った。見積には「ダウンライト交換」としか書いてなかった)


などなど、内容は様々。確かに間違ったものがついているわけではないが、ちょっとモヤモヤする…という感覚だと思います。

リノベーション工事は目の前にあるものを販売するわけではなく、今ここにないものをつくる作業なので、ギャップがゼロ!ということはどこまで行っても難しいでしょう。

ただ、少しでもギャップがないほうがお互いにとってイイに決まってますよね。

そして、そのギャップを埋めるためのツールの一つが「見積書」なんです。


2.見積書の書き方は会社によって違う!

良し分かった、じゃあ見積書をしっかり読み込めばいいんだね!

となった時に挫折してしまう原因が「会社によって見積書の書き方バラバラ問題」です。

部屋ごとに見積書を書く会社もあれば、工事内容ごと(大工工事、電気工事など)に纏めて書く会社もあります。

同じ工事に対する複数社の見積書を見させていただく機会もありますが、書き方が違いすぎて、プロでも「これ見積書の内容同じ?」というのが本音です。


少しでも理解をするために、どんな考え方で金額が算出されているかを知りましょう!

リノベーション業者が見積書を作る際の基本的な考え方は、次の三つの合計金額です。

・材料

・工賃

・諸経費


なので、例えばフローリングを張る工事であれば

・材料=どんなフローリングでどれだけ数量が必要か、ボンドの量は?

・工賃=施工面積はどれぐらいか?大工さんの施工単価はいくらか?

・諸経費=ほこりが飛ばないようにするための養生はどの程度必要か?ゴミの量はどの程度か?

などで算出するわけですね。


見積書を見ながら、これは材料なのか、工賃なのか、それとも材料と工賃が一緒になったものなのか(材工共という書き方をする業者様もあります。)を考えながらみると、内容がイメージしやすいでしょう。


3.こんな見積書は要注意!

それを踏まえると、次のような見積書の書き方をしている場合は要注意です。

  1. 材料の仕様が書かれていない。材料によって金額はピンキリです。

  2. 材料と工賃が一緒になってる項目ばかり。ただし、クロスなどは材料と工賃を一緒に書くことが一般的です。(クロス張替え ○○㎡×△△円=□□円 など)

  3. 数量が「一式」の項目ばかり。少量の施工範囲などの場合には一式で算出されることが多いですが、ある程度の数量(壁紙なら30㎡程度以上)で一式で算出することはないでしょう。

仕様や数量が書かれていないということは、

「こんな仕様だと思っていなかった」「ここも工事してもらえると思っていた」

といったトラブルにつながりやすいため要注意です。


4.トラブルを減らすためには

じゃあ、実際にどうすればいいの?

というところですが、ずばり

「説明を聞いて、疑問点はちゃんと質問する!!」

に限ります。

当たり前じゃないか!と思われるかもしれませんが、一番効果がある対策です。


「口頭での説明を受けず、見積書だけもらってそれで判断した」

「項目の内容がよくわらなかったけど、質問せずOKしてしまった」

このパターンは結構あります。

どうしても専門用語が多い。業者さんは当たり前のように話してくる。

質問しづらい・・・


その気持ちもよく分かります。

ただ、あくまでも見積書はギャップを埋めるためのツールの一つにすぎません!

そして専門家でも見積書だけでは判断できないんです!

なので、ちゃんと聞きましょう。質問しましょう!

ちゃんとした業者さんであれば、質問には誠実に答えてくれます。

必ず見積書は口頭でも説明を受けて、分からない単語があれば分かるまで聞いてみる。

これをするだけでも相当トラブルは回避できると思いますよ!



 

シリーズ リノベ成功への道

リノベーションをもっと身近に!住まいの選択肢のスタンダードにしてほしい!

という想いを込めて、今後もリノベを成功させるためのコツなどを発信していきます!


TEIKUでは物件探し・リノベーションの提案・施工までをトータルでサポートしています。

どんな進め方をしたらいいか分からない方は、ぜひご相談ください!

 

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