「憧れの一軒家を建てたいが、なかなかいい物件が見つからない…」という場合には、中古物件を購入してリノベーションをするという選択肢もあります。中古物件であれば立地条件や費用もお得なので、理想とする住まいを実現しやすいからです。中古物件+リノベーションの魅力をはじめ、費用相場、デメリット・注意点、物件選びなど、様々なお役立ち情報をご紹介いたします。戸建て住宅を希望する方はぜひご参考になさってください。
なぜ「中古戸建て+リノベーション」がおすすめなの?
立地条件のいい物件が多い
新築を検討していて物件探しをする場合、なかなか好条件の物件は見つかりにくいです。
駅近などのアクセス便利な場所は、すでに他の住宅や商業施設が建っており、空きスペースがないことがほとんどです。ですが、中古戸建てであれば、アクセス便利な場所や住みやすい場所に建っている物件を探しやすく、リノベーションで手を加えれば、理想とする住宅に変えることができます。
予算内でリフォームがしやすい
中古戸建ては築年数が経っているので、新築に比べると安い価格で販売されていることがほとんどです。そのため、新築の場合だと、様々なオプションを加えると予算オーバーしやすくなりますが、中古戸建てであれば土地代+リノベーション費用で、新築と同様のクオリティで新しい家を手に入れることができます。できる限り予算内で収めたいという方にもおすすめです。
注文住宅より工期が短い
注文住宅を建てる場合、どこに依頼するかで工期に差が出てきますが、設計事務所に一から依頼すると、約5~6ヶ月の工期がかかります。ですが、フルリノベーションの場合、約3~4ヶ月の工期で新しい住宅を手に入れることができます。
愛知県内のリノベーションの費用相場はどのくらい?
リノベーションを検討しているが、実際にどのくらいかかるのか?希望するリノベーションを実現するにはどのくらいの予算を用意すればいいのか?など迷う方は多いかと思います。こちらでは、愛知県内のリノベーションの費用相場をリノベーション箇所別でご紹介いたします。
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洗面所…10~30万円
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お風呂、浴室…90~150万円
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トイレ…15~30万円
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キッチン…50~100万円
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リビング…50~150万円 など
こちらはあくまで目安となりますので、どのようなリノベーションプランで進めるかで、費用には差が出てきます。実際の費用について確認したい場合は、リノベーション業者へ見積もりを依頼することをおすすめします。事前に見積もりを依頼することで、正確な費用を把握でき、後に追加費用が発生するといった心配ありません。
リノベーションのデメリット・失敗を防ぐための注意点
周辺環境
理想の住宅を完成させられたものの、周辺環境で気になるケースが出てくる場合があります。例えば、駅やバスなどの公共交通機関から遠く利便性が悪い、車や人通りの多い場所で騒音が気になる、共有部分が使いづらいなどもあるため、住み心地を考えるのであれば建物だけでなく周辺環境についても事前チェックが必要です。
リノベーション費用
リノベーション費用は大体どのくらいという目安をお持ちかと思います。ですが、リノベーションの途中で、追加費用が発生して予算オーバーしてしまった、逆に予算内に収めようとしたら希望を実現できなかったというケースもあります。また、その他にも税金や引っ越し費用にお金がかかるケースもあるので、リノベーションで発生するであろう費用を、全体的に把握する必要があります。
希望の間取りについて
リノベーションは今ある建物の特徴を活かしながら工事を進めていくので、希望する間取りによっては実現が難しいケースもあります。探した物件が理想とする間取りを実現できそうか、リノベーション業者の担当者へ事前確認をおすすめします。
リノベーションを前提とした物件選び
リノベーションを前提として物件を選ぶのであれば、「リノベーションできる物件/できない物件」を事前に把握する必要があります。リノベーションができない物件を紹介しますので、これから紹介する内容に該当しない物件であれば、リノベーションは可能ですのでご参考になさってください。
築年数が40年以上経過している物件
すべての物件は建築基準法で定められた耐震基準を満たす必要があります。ですが、築年数が40年以上経過している物件は「新耐震基準」をクリアしていないため、耐震補強に懸念があることからリノベーションはおすすめできない物件となっています。
これまでのメンテナンス履歴が確認できない物件
住宅は屋根、外壁、防水工事など、定期的にメンテナンスが必要です。それぞれのメンテナンス時期は10~15年で訪れますが、メンテナンス履歴が確認できない物件の場合、さらに劣化が進んでいる可能性があり、修繕費用の方が高くなる可能性があります。
建物の構造上リノベーションが難しい物件
建物の構造にはラーメン構造や壁式構造などがあり、コンクリート躯体は建物の強度を左右する部分でもあるので、安易に穴を空けたり、壊したりすることはできません。躯体壁を考慮しながらリノベーションを考える必要があります。
リノベーションコラム